頭痛の分類について
頭痛の原因は人によってさまざまで、痛くなる場所、持続時間、時間帯、痛みの質(例:ズキズキ、拍動痛、締め付けられるような、重だるい)など感じ方も異なります。なかには、緊急を要する頭痛もあり、正確な鑑別がなにより重要になります。
頭痛は大きく2つの分類に分けることができます
頭痛の分類は、国際頭痛分類第2版(ICHD-II)に記されております。
「一次性頭痛」
緊張性頭痛や片頭痛、群発性頭痛、三叉神経性頭痛、自律神経性頭痛などが代表的なものです。
「二次性頭痛」
頭頚部外傷性の頭痛や頭頚部の血管性の頭痛(くも膜下出血)非血管性の頭蓋内疾患による頭痛(脳腫瘍など)薬物乱用による頭痛、感染症による頭痛、高血圧による頭痛などが挙げられます。
一般的に9割の方が「一次性頭痛」に分類され、残りの1割の方が「二次性頭痛」とされています。「二次性頭痛」の場合、早い段階での正確な鑑別により適正な治療をしなければ命に関わる場合もあります。
下記のような症状の場合は速やかに医療機関への受診をお勧め致します
突然の頭痛、今まで感じたことのない頭痛、頭痛の頻度や症状が強くなる頭痛、長時間続く頭痛、嘔吐や高温の発熱を伴う頭痛、意識障害を伴う頭痛、50歳以降に初めて感じる頭痛など。
カイロプラクティックで改善できるのは「一次性頭痛」になります。慢性的に頭痛を感じている方や頭痛薬を頻繁に服用されている方がいらっしゃいましたら、当院スタッフまでご相談ください。